ハワイでの出来事

コロナ禍の2021年1月現在、国内旅行も海外旅行もできません。当然、大好きなハワイにもしばらくは行けないと思います。最後にハワイに行ったのは、すでに5年くらい前の事になります。一刻も早く新型コロナウイルスに効果のあるワクチンが開発されて、世界が元通りとまではいかなくても普通に生活できる程度になって、またハワイに行ける日が来るのが本当に楽しみです。

前回ハワイに行ったときに、散歩というかハイキングというか、歩いてダイヤモンドヘッドを一周してみようと思い立ち、およそ2時間かけてブラブラと歩きました。カピオラニ公園から右手にハワイの美しい海を見て反時計回りに坂を登って行きました。ダイヤモンドヘッドの登山道入口あたりまで歩いてKCCファーマーズマーケットで有名な学校のほうにだんだん坂を下って行くと、道路の歩道の修復らしく、かなり大規模に工事をやっていました。(ここからが本題です。)
別に海外での工事の風景を初めて見たというワケでもないのですが、工事をしている人たち(日本でいう土建業の方たち)のスタイルを改めて見てみると、全員がジーンズを穿いて作業をしているのでした。それまで、自分でも講演などで「ジーンズはアメリカの作業着だった」などと発言していたワリにピンと来ていなかったというか、改めてじっくり見てみると本当にジーンズって作業着だったんだなーと妙に納得してしまいました。

作業をするときにジーンズって動きづらそうですよね。生地も厚いし。しかもハワイは暑いので、デニムは向いていないと思ってしまいますが、彼らの穿いているジーンズはみんなダブダブのオーバーサイズなんです。だから、動きやすいしそれほど暑くないんでしょうね。感覚的には日本でのニッカボッカみたいな感じです。日本には独自の『作業着文化』みたいなのがあって、寅壱さんとかワークマンさんのようなカッコよい作業着がたくさん販売されていますが、たぶん海外ではそういった作業着というのは存在していないのだろうと思います。

引き締まった身体のワーカー達がダブダブのオーバーサイズのジーンズを履くと、当然股上が深いのでウエスト位置までずり下がって必然的にいわゆる『腰履き』になるワケです。この履きこなし方は、ほとんどスケーターかプレイクダンスやヒップホップのキッズみたいな感じなのですが、元々ラッパーのギャングスタ達のファッションというのは案外このあたりのワーカーの作業着などの着こなしにルーツがあるのかもな、などと一人で勝手に納得していたのでした。

もう今から30年くらい前の統計となりますが、当時、日本ジーンズ協議会でジーンズの国内年間消費本数というのを集計していた時期がありました。確か当時の数字で国内のジーンズ消費本数は7000万本くらいだったと記憶しています。この数字は日本の人口から考えると、年間の消費本数は一人当たり0.5~0.6本くらいとの事でした。一方、ジーンズ先進国のアメリカは当時で年間2本くらいと言われておりました。つまりアメリカのジーンズ消費量は日本の4倍くらいと考えられていて、日本のジーンズマーケットはまだまだ伸びしろがあると考えている方が多かったです。
それから30年。ジーンズブランドや販売チャネルは多様化し、すでに日本ジーンズ協議会で集計できる状況ではなくなっていますが、果たして日本のジーンズ消費量は増えているのか、それとも減っているのか。
現在では誰にも正確な解答は分からないのだと思いますが、少なくともアメリカでジーンズの消費量が多いのは当然だなーなどとハワイでの工事の風景を見て思ったのでした。

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