JEAMS MEISTER 小泉のJEANS JOURNEY ブログ

JEANS JOURNEYのホームページとブログを立ち上げることにして、さあどんな事をブログで取り上げようかと考えています。今回は第一回目なので、特にJOURNEYはせず(緊急事態宣言中だし)過去の思い出話など。

2015年11月の事。その年、国際的な繊維機器の展示会であるITMA(イトマ)がミラノで行われ、同時にジーンズのストーンウォッシュマシンでは世界的に定評あるイタリアの洗い加工機械メーカーのTonelloがニューコンセプトの新作機械お披露目会を行うということで、展示会視察に参加しました。
ITMAの展示内容やTonelloの新作機械の話はまた別の機会として・・

ITMAの会場はミラノの大きな展示会場でした。そして、Tonello社の所在地はほとんどベネチアに近い所で、ミラノからはかなり遠く、高速バスで3時間近くかかるのでした。

Tonello社まで移動するのは大型バス。しかも満席状態で、イタリア人やらアメリカ人やらバングラデシュ人の太ったおっさん(私もですが 笑)の体臭でムンムン。そんな中、やっと明るくなったくらいの時間にパスはベネチア方面に向けてスタートしました。
普通ね、日本的な感覚だったらだいたい1時間に一回くらいトイレ休憩ってありますよね?
東名高速道路だったら、まずは海老名SAか足柄SAで一回目のトイレ休憩みたいな。
でも、イタリア的には、無いんです。トイレ休憩。パスはただひたすら高速道路をぶっ飛ばし、だいたい2時間くらい。やっと到着したのはどうやらTonello社の関係者が所有しているらしいブドウ畑の中にポツンとある大きな平屋。
『あー、やっとトイレ行ける』とホッとして用を済ませた後は、だいたい11時くらいでしたが「さあpranzoしましょう」との事で、まっ昼間から皆さんワインがぶ飲み、ピザやパスタやなんやかんやが盛大に並んだテーブルを囲んで3時間近い時間の昼食となりました。
(その後のTonello社視察は省略 みんな泥酔していたと思う。)

17時くらいまで視察会は続き、終了後にTonello社を出発しました。
うーん。。また3時間バス乗ってミラノまで戻るのか・・ととっても憂鬱な気分だったのですが、アナウンスでは『途中のナントカ湖のリゾートホテルのレストランで懇親会します』との事。まあ晩御飯くらいは食べるだろうと思っていたんですが、途中で酒飲むの嫌だなー。と思いました。そりゃそうです。トイレ休憩のないバスに乗る前に酒飲んだらどんなことになるかは想像できます。

そして、バスはTonello社を出発してだいたい1時間くらいで懇親会会場である湖沿いのリソートホテルに到着しました。ちなみに、湖沿いとか言ってますが、実際には湖なんて観てません。ヨーロッパをご存知の方なら良くお分かりだと思いますが、11月のイタリアはだいたい夜6時過ぎくらいには真っ暗で景色なんて見えません。(-_-;)

懇親会のホテルについて私は思いました。『もうちょっとミラノの近くのが良いんじゃね?』
だって、Tonello社からミラノまで3時間かかるんだから、3時間-1時間=2時間ってことで、夕食食べてさんざん酒飲んでから2時間バス乗るの?って話です。

まあそもそも私自信が大酒のみでイタリア料理なんて大好きなので制約が効かない自分が悪いっていえばそれまでですが、結局懇親会では大いに食べ、美味しいワインをたっぷりと飲み、やはり3時間近く懇親会を行った後でぎゅうぎゅう詰めで換気が悪くて酒臭い太ったオヤジ満載のバスはミラノへの帰路についたのでした。

この先の、二度と経験したくないような状況は省略させて頂きます。しかし、地獄のような二時間でした。ミラノに到着した時には、バスを降りて向かいにあったホテルのトイレに向けてダッシュ(小股で)しました。
後から同行していた当時の社長に聞いたところでは、バスの車内では英語で『トイレ行きたくなっちゃったら言ってくれれば止めるからねー』と言っていたんだそうです。
残念ながら私は英語力が全くなく、理解できていませんでした。
しかし、高速道路を走行中の多国籍混載ぎゅうぎゅう詰めバスの中で「運転手さん!トイレ!」とか、なかなか言えませんよね。実際に私以外にも到着してトイレまでダッシュしていたアメリカ人やバングラデシュ人もいましたので、みんな同じように我慢していたんだと思います。

もうミラノの展示会とかTonello社までパスで行くような機会は無いと思いますが、もしもオファーを頂いても絶対にお断りすると思います。

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